アングロサクソン、あとヒロシマナガサキ

EUの議会でフランスマクロン首相が「アングロサクソンがワクチンを独占してる」と発言したそうだ。
ワクチンももちろん黄色人種の私も喉から手が出るほどほしいけど、この「アングロサクソン」ってなんだったっけとはたと思って筆を執るなどしているのです。

どこから話そう。ゲルマン人の大移動からか。
我が家では大きい荷物を運んだり部屋の模様替えをするときなぜか民族大移動かゲルマン人の大移動♪と笑いながらやる。

五世紀ごろドイツ西北の海岸地方からイギリス(大ブリテン島)へ侵入した、アングル、サクソン、ジュートなどの西ゲルマン族。現在のイギリス人の主な祖先。また、その言語(古代英語)をもさす。出典 精選版 日本国語大辞典

 

だそうですね。ブリテン島のイギリスの住民、ピューリタン達が新大陸に渡ってアメリカの住民のこと。はては第二次大戦中ヒトラーの魔の手から逃れて各地に散らばったユダヤ民族もワクチンの恩恵を受けてイスラエルでは超・流通しているのですね。

世界の富の数割はアングロサクソンによって管理されています。

 

COVID-19の発祥の地がそもそも中国・武漢ではないですか。米は中国への責任追及に事欠かないのです。パンデミックに関わらず国力を増す中国へのけん制は、米大統領の目の上のたんこぶです。が、そこで生まれている対立は国際関係の政治的問題なのか?と問う。現にアメリカという国で去年黒人差別への強い反発が起き(BLM)今年にはアジア系アメリカ人への差別が止まない。

アメリカの権力のマジョリティである白人が、少なからず文字通り色眼鏡で世界を見ているのではないだろうか。

なぜこのような文章を書くのかというと、長崎と広島の原爆にまつわる人種的差別を知ったからだ。第二次世界大戦、太平洋戦争で米の作戦上それまでの戦況で必要ないとされていた原子爆弾の投下。それは原子力という高エネルギー兵器の実験に日本人が対象になったという説があるそうである。真珠湾の報復として。

また、ベトナム戦争の兵器もしかりだそうだ。日本の住民とベトナムの住民は有色人種、黄色人種であるから。

しかし米露冷戦ではお互い核兵器保有しての戦況となった。お互いの国が保有していた兵器の威力の暴力性に隠されて論じられないが、あくまで共産主義と資本主義との対立で人種について併記されることはない。

 

有色人種の、しかも日本で生まれ育ったわたしはどうしたらいいんだろう、そんなことをマクロン首相の放った「アングロサクソン」からぼんやりと考えるのであった。